ジム・コリンズ『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』を読んだ記録
「良い企業」は「偉大な企業」になれるか、そして、どうすれば偉大な企業になれるかという問いを探る
偉大な企業へと飛躍を遂げた企業には、野心的でありながら謙虚な指導者、適切な人材配置と目標設定、厳しくとも現実を直視する姿勢、持続性のある規律文化の構築、新技術への慎重な態度といった共通項がある。また、偉大な企業への飛躍は突然起こることではなく、好循環の積み重ねで遂げるものである。さらに、その達成を永続させるには前作の『ビジョナリーカンパニー』で挙げた明確で揺るがない基本理念などが必要となる。つまり、偉大な企業が基本理念を維持し、進歩を促す仕組みを組み合わせることでビジョナリーカンパニーとなる、というのが自分なりのまとめになります。
偉大な企業にある共通項の一つである「適切な人材配置」について、この本では企業または経営者視点からの「人材」を捉えていますが、人材視点(ビジネスパーソン・労働者視点)からの「人材」について語っている(と感じた)本があり、それは『ピーターの法則』といいます。