振り返るための読書法・メモ(1)

インプット法 1 選ぶ すなわちインプットしない範囲を知る インプットの必要性とその限度 確実に人間の脳よりコンピュータの方がインプット効率、インプット容量、処理速度は速い。あらゆるインプット能力がコンピュータに置き換えてもいいと思える中、人間…

モノを記憶するための手段としての系統樹思考

本の内容を単に読むではなく、ある程度の理解はできておいたほうがよいと思い、日本語論理に関する本のインプットを進め、少しずつ効果が出たような気がした。 系統樹はさまざまなもの(生物・無生物)を系譜に沿って体系的に理解するための手段です。系統樹…

『積読こそが完全な読書術である』の引用メモ

今のところそこまで熱心に読んでいるわけではないが、なんとなく大事そうな本について。位置づけは『読んでいない本について堂々と語る方法』に近い。 結局のところ「本を読むための方法」は「いかに本を読まないか」ということであり、「読書」は「積読」の…

ナンシー関(武田砂鉄・編)『ナンシー関の耳大全77』を読んでひと言

読んで笑えるのは前提知識を要し、今後の風化を懸念する。 ナンシー関の耳大全77 ザ・ベスト・オブ「小耳にはさもう」1993-2002 (朝日文庫) 作者:ナンシー関 朝日新聞出版 Amazon

読解テクネーに関するメモ

高校レベルの現代文問題を解いて読解能力の土台を固めていきたいと考えているが、土台固めの脇道にそれているのではないか、と時々調整するように読解法に関する文献をチェックする。 文章を読むというのは、どこも同じ調子で読んでいけばいいわけじゃなくて…

木村盛武『慟哭の谷』について、ひと言

こわい 慟哭の谷 北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件 (文春文庫) 作者:木村 盛武 文藝春秋 Amazon

カモノハシ

複数の本を並行して読むことが多い。そうするきっかけは、成毛眞『本は10冊同時に読め!』の影響であったかどうかは、もう記憶にない。 読み終わった、三中信宏『読書とは何か』にて、 ウンベルト・エーコの記号論書『カントとカモノハシ』(エーコ 2003)の…

英語を読めるようにするためのテクネ―

英文はほぼ読めず、極力基礎レベルから始めたほうがよいかと思い、ひとまず今井むつみ『英語独習法』と、倉林秀男『バッチリ身につく英語の学び方』を読む。どちらも前半に理論編、後半に実践編といった構成となっていたが、実践編になると途端に、視界に入…

川添愛『言語学バーリ・トゥード』について、ひと言

もう一冊買って知人に押し付けることになると思う。 言語学バーリ・トゥード 作者:川添愛 東京大学出版会 Amazon

佐藤優『読書の技法』を読み返す

『読書の技法』にて、 読書の要諦は、この基礎知識をいかに身につけるかにある。 基礎知識は熟読によってしか身につけることはできない。(佐藤優『読書の技法』45ページ) とある。第1章はこの文だけで完結しているように思える。 また、 まずは高校レベル…

チャンクという言葉をふと思い出す

モノの記憶は苦手との意識があったが、ふとしたことから、自分なりのカテゴリーにまとめて記憶しようとすると意外とすんなり覚えることができ、かつ思い返す機会を設けると記憶が定着してくる、ような気がした。そして、以前読んだ本に、何かしらの記憶法と…

51ノート(語彙ノート・オリジナルの単語帳)

コクヨ測量野帳(セ‐Y2)で51ノート(語彙ノート)を作成。 野帳|コクヨ ステーショナリー (kokuyo-st.co.jp) 作成にあたって、戸田山和久『思考の教室』p158-160(ここでワタクシの語彙ノートを公開しよう)、『教養の書』p256-258(語彙増強に近道はない―…

「分析」についての本をいくつか

(1)後正武『意思決定のための「分析の技術」』ダイヤモンド社、1998 筆者は分析を 「物事の実態・本質を正しく理解するための方法」 とし、その基本に ・大きさを考える ・分けて考える ・比較して考える ・変化(時系列)を考える を挙げている。 詳細は…

永田希『積読こそが完全な読書術である』について、ひと言

個人的に、詳しく読み込んで実践につなぎたいと思った一冊。 積読こそが完全な読書術である 作者:永田希 イースト・プレス Amazon

小坂井敏晶『社会心理学講義』について、ひと言

明らかに社会心理学の域を超えており、だからこそ読みごたえがある。 社会心理学講義 ──<閉ざされた社会>と<開かれた社会> (筑摩選書) 作者:小坂井敏晶 筑摩書房 Amazon

田中靖浩『会計の世界史』について、ひと言

以前に読んだ『経営がみえる会計』という本と同じ著者と知って驚く。 会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語 (日本経済新聞出版) 作者:田中靖浩 日経BP Amazon

エムカク『明石家さんまヒストリー1』について、ひと言

タレント本というより、いち歴史書として読了。 明石家さんまヒストリー1 1955~1981 「明石家さんま」の誕生 作者:エムカク 新潮社 Amazon

千野栄一『外国語上達法』について、ひと言

単に読み物として面白く、笑えるエッセー本として読了。 外国語上達法 (岩波新書) 作者:千野 栄一 岩波書店 Amazon

ジム・コリンズ『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』を読んだ記録

「良い企業」は「偉大な企業」になれるか、そして、どうすれば偉大な企業になれるかという問いを探る 偉大な企業へと飛躍を遂げた企業には、野心的でありながら謙虚な指導者、適切な人材配置と目標設定、厳しくとも現実を直視する姿勢、持続性のある規律文化…

読書に興味を示した人に渡す本リスト

これから本を読もうかと思うという人に押し付ける本(20代~30代の社会人を想定) 初級編 レバレッジ・リーディング 作者:本田 直之 東洋経済新報社 Amazon 空気を読むな、本を読め。 作者:小飼弾 イースト・プレス Amazon 大人のための読書の全技術 (中経の…

ダン・アリエリー『予想どおりに不合理』を打つ

ダン・アリエリー『予想どおりに不合理 増補版』早川書房、2010(文庫版あり) 従来型の経済理論を実際の社会に当てはめてみると、必ずしも理論どおりにいかないことがある。 著者が 「この本は、人間の不合理性、つまり、わたしたちがどれほど完璧とはほど…

三中信宏『読む・打つ・書く』について、ひと言

筆者の思惑通り、焚きつけられてこの記録(ブログ)が始まりました(目標のひとつは、この本を「打つ」ことかと)。 読む・打つ・書く: 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々 作者:三中 信宏 東京大学出版会 Amazon

畑村洋太郎『直感でわかる数学』について、ひと言

数学を「いい加減」に扱い、「いい加減」な解釈を持ち込んでくれたことに、正直ほっとした。 直観でわかる数学 作者:畑村 洋太郎 岩波書店 Amazon

三枝匡『戦略プロフェッショナル シェア逆転の企業変革ドラマ』を「打つ」

組織の不安定化→克服が、組織を強靭化する 三枝匡『戦略プロフェッショナル シェア逆転の企業変革ドラマ』日経ビジネス人文庫、2002(初版は1991) いわゆるビジネス系戦略論なのですが、サラリーマン小説のような展開でありながら、戦略立案や戦略実践のプ…

とりあえず本のリンク貼り付け(練習用)

貼り付けテスト ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質 作者:ナシーム・ニコラス・タレブ ダイヤモンド社 Amazon ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質 作者:ナシーム・ニコラス・タレブ ダイヤモンド社 Amazon 売れるもマーケ 当たるもマー…

今更ながらアウトプットの一環として、読んだ本に関することを述べる

表題のとおり。 動的平衡のガイドライン。時折更新しながら本ブログの概要を記録することとする、という気になった。記事内に出てきた関連の本はできるだけすべてリンクとして掲載する。